必殺渡し人~第12話(83年10月7日放送)
「二人がかりで渡します」
(監督:松野宏軌 脚本:萩田寛子)
お京 - 水原麻記 文蔵 - 原口剛
松井忠直 - 高野真二 佐々木十三 - 笹木俊志
大野屋番頭 - 柳川清 大野屋五兵衛 - 浜崎満
おその - 久仁亮子 お春 - 長谷川直子

胃にできた悪性の腫瘍で患っていた煙草問屋・大野屋五兵衛は忍の手術によって命を救われた。
五兵衛は幼い愛娘・お春を抱きながら、女房のおそのと共に忍に深く感謝する。
一方、五兵衛の回復を快く思っていない者たちもいた。
津山藩家老・松井は五兵衛の弟・文蔵、その情婦で大野屋の女中・お京と結託。
五兵衛亡き後は文蔵に大野屋を継がせ、煙草相場を操って私腹を肥やそうと企んでいたのだ。
五兵衛の回復で当てが外れた松井は、配下の剣豪・佐々木十三を使い五兵衛とおそのを殺害。
そのショックから失語症になったお春も水死に見せかけ殺してしまう。