必殺渡し人~第1話(83年7月8日放送)
「涼みの夜に渡します」
(監督:田中徳三 脚本:吉田剛)
松江 - 松村康世 お鹿 - 三崎千恵子
水野隼人正 - 外山高士 籏野伝十郎 - 五味龍太郎

鏡研ぎ職人惣太は、長屋の大家であり診療所を開業している鳴滝忍が、殺し屋を返り討ちにする現場を目撃する。
翌朝、忍の所にお沢という女がやって来て「子供を堕ろしたい」と告げるが、事情も話さず帰ってしまう。
お沢は大目付水野の家に奉公していたが息子徳太郎の慰み者にされ、腹に宿してしまった。
お沢は水野からも子供を堕ろすように言われるが、自暴自棄で倒れたところを惣太に救助され再び忍の診療所へ。
お沢は産むか悩むが、長屋の住人大吉は母子とも引き受けると言い、大吉の母お鹿もそれを喜ぶ。
しかし水野はそれを許さず、旗野にお沢とお鹿を捕らえさせ拷問を加えた。
二人は解放されるも、お沢は流産、お鹿も命を落としてしまう。
怒る大吉は飛び出すが、惣太は必死で止める。
「鏡」といわれる渡し人惣太は、大吉より先に悪党たちを始末するため、同じく渡し人「カマイタチの忍」忍に協力を依頼する。