必殺仕事人Ⅲ~第37話(83年6月24日放送)
「芝居見物したかったのはせんとりつ」
(監督:家喜俊彦 脚本:萩田寛子)
与五郎 - 梅津栄 銀次 - 深江章喜
沢村菊之丞 - 西川鯉右 市川富三郎 - 藤間勘二郎
おちよ - 井上ユカリ おとよ - 和泉敬子

近松門左衛門「曽根崎心中」。
東の花形菊之丞と西の名優富三郎の夢の共演とあって、芝居は連日超満員。清吉は、役者になる夢を捨てきれず若村座に向かった。
清吉の父親が若村座の今は亡き看板役者藤十郎だと知った富三郎は、清吉の弟子入りを許可。富三郎の愛弟子与五郎は、興行主銀次にこの事を知らせる。
菊之丞・富三郎・与五郎・銀次は、藤十郎を事故に見せかけて殺した張本人だった。
銀次は、清吉に藤十郎殺しを勘づかれる不安を感じないばかりか、清吉を藤十郎の再来として期待を寄せ、富三郎の下した弟子入りを承認。
富三郎も清吉を気に入り、内弟子にならないかと清吉に迫まる。
富三郎の愛弟子与五郎は、清吉にヤキモチを焼き意地悪をする。
そんな意地悪から清吉を助けたのは芝居茶屋の娘おちよ。これがきっかけで清吉とおちよはつき合う。