独楽の歴史は4000年にも及びます。
現在確認されている世界最古の独楽は、エジプトの遺跡で発見された紀元前2000~1400年のものです。
木を削って、円錐を逆さにしたような形、軸に胴体があり指でひねって回す、所謂「ひねり独楽」と呼ばれる形状です。
また、古代ギリシャでは独楽を回す男女の姿が陶器に描かれており、世界各地で独楽が作られては人々がその遊びに興じていたようです。
しかしながら、独楽発祥の地は諸説あり、エジプト説、インド説、中国説、東南アジア説など様々です。
独楽はどこかから世界へ伝播したのではなく、恐らく物が落ちた時、自然発生的にくるくると回る様子を見て、古代人も興味をもち独楽を作ったのだろうという、自然発生説なるものが有力とされています。

ベーゴマという貝に重し積めて紐でまわす形態でないにしても独楽がないというのは文明としてありえないということだ