ノッカー(Knocker)は、コーンウォール地方の鉱山に棲むとされる妖精の一種で、その姿は人間の鉱夫の服装をした小さなスプライト(精霊)であったという
善意のあるゴブリンまたは鉱山の精霊で、鉱夫達が穴を掘っている時、「コンコン」と岩肌を叩く音をたて、鉱夫達に良質の鉱脈を知らせるという

キャサリン・ブリッグズによれば、「イエス・キリストの磔刑を手助けした」為にコーンウォールへ流刑になったユダヤ人の幽霊で、敬虔なユダヤ教徒であり、錫の鉱山の他、井戸、岩場、洞窟で採掘を行う、と言われる。キャサリン・ブリッグズの他、水木しげるも、古い精錬所を「ユダヤ人の家」と称する習慣をあげる