必殺仕舞人~第13話(最終回・81年5月1日放送)
「深川節唄って三途の川渡れ~江戸」
(監督・井上梅次 脚本・石森史郎)
帷子の辰 - 片桐竜次 吉沢頼母 - 杉江廣太郎
聖妙尼 - 二宮さよ子

江戸への帰路、京山一行に瀕死の女が助けを求めて来た。
彼女は「聖妙庵に駆け込んだが、騙されて女郎屋に売り飛ばされた」と語り、手にしていた金を鎌倉の本然寺へ届けるよう頼むと、そのまま息絶えてしまった。
京山は聖妙庵を訪ねるが、その頃すでに晋松も聖妙庵を見張っていた。
江戸に入る前、本然寺に立ち寄った晋松は聖妙庵を調べるよう命を受けていたのだ。
晋松によれば、聖妙庵の庵主・聖妙尼と信妙尼は駆け込んで来た女から聞いた情報を元に、仲間の後家人たちに強請りを働かせ、用済みの女を殺したり女郎屋へ売り飛ばしたりしているらしい。
一方、聖妙尼も京山たちに目をつけ、六部の殺し屋・帷子(かたびら)の辰を差し向ける。
京山は聖妙尼一味との戦いを決意するが、相手の聖妙尼は将軍家ゆかりの者…。
巨悪を相手にするため、京山はわざと一座を解散させ、踊り子たちを守る。
京山の元には仕舞人たちが集まり、最後の仕事が始まる。