必殺仕事人~第76話(80年11月28日放送)
「詰め技 王手飛車駒落し」
(監督・原田雄一 脚本・吉田剛)
西千之助 - 頭師佳孝 天野友絵 - 加山麗子
駒木根監物 - 上野山功一 林和助 - 船水俊宏
星野十蔵 - 武周暢 天野宗順 - 乃木年雄

棋士大橋宗印が殺害された。
それまで棋士が二人も殺されており、宗印もその二人と同じ斬り方で殺されていた。
その頃、旗本の間で高額な金を賭けた賭け将棋が横行していた。
主水は、火盗改長官駒木根監物・与力林和助・成田弘文を招いた会議でその話を持ち出すが、旗駒木根の怒りを買い出仕停止を言い付けられてしまう。
しかしその駒木根こそ棋士連続殺人の真犯人だった。
駒木根は旗本星野十蔵と賭け将棋の対戦中で、棋士をさらっては勝ち筋を聞き出そうとしていた。
ある者はそれを拒み、またある者は勝ち筋を見出せなかったため、駒木根は林や成田と組んで棋士たちを始末していた。
駒木根が次に目をつけたのは、名うてだが賭け将棋を嫌う棋士西千之助。
駒木根たちは早速千之助を誘拐、千之助に駒木根と星野の棋面を見せて駒木根の勝ち筋を見い出させる。
当然、千之助から勝ち筋を聞き出すことが出来なかった。そこで駒木根は、千之助の師匠天野宗順の娘友絵をさらってくる。
結局、駒木根と星野の賭け将棋の手合わせの日に勝ち筋を明かすことで千之助は釈放され、代わりに友絵が人質に捕われることになった。