必殺仕事人~第74話(80年11月14日放送)
「引き技 強奪押し込み斬り」
(監督・井上梅次 脚本・吉田剛)
小春 - 久保にしき  細野進平 - 水上保宏
甲屋小平次 - 阿木吾郎  大野太兵衛 - 高野眞二
たか - 伊吹友木子  丹阿弥元春 - 永野辰哉
今井佐太郎 - 田中弘史

御金奉行所同心細野進平と根津の女郎小春による心中事件が発生。小春だけが生き残り、御定法に従って小春は江戸処払いに処された。
六蔵が進平の母親から小春殺しを依頼されるが、小春は既に江戸を去っていた。
断絶された細野家の屋敷の前で、秀は行き倒れた女を助けた。
彼女は秀の家を抜け出し、御公儀金銀細工師甲屋を訪ね、その後甲屋小平次の放った暴漢に襲われてしまう。
彼女を捜索していた秀にまたも助けられ、女はその難を逃れる。その女こそ小春だった。
小春は、甲屋に招待されて女郎屋に来た進平と女郎と客として出会い、次第に相思相愛となったが、ある晩進平に別れ話を切り出されて心中を決意。
だが自ら手を下す前に何者かの手によって二人は心中に見せかけて斬られてしまったと、秀に告白する。
小春の話によると、進平は小春と会うために女郎屋に通う金が必要となり、甲屋から借金をしていた。
おまけに進平の死後、彼に金の地金の横流しの疑惑が浮上し、そのために細川家は取り潰されたらしい。
秀は、小春から報酬として進平から貰った地金を手渡され、進平の疑惑を晴らす手伝いをする。