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エリファス・レヴィという実在の魔術師がいる

エリファス・レヴィ(Eliphas Levi、本名アルフォンス・ルイ・コンスタン (Alphonse Louis Constant)、1810年2月8日 - 1875年5月31日)は、フランス・パリ出身のロマン派詩人、隠秘学思想家。41歳の時に本名をヘブライ語風にした「エリファス・レヴィ」に改名し、隠秘学の著作を残した。
パリの小ロマン派の文芸サロンに出入りしていたが、後にカバラ、錬金術、ヘルメス学、キリスト教神秘主義などの研究を行い、近代ヨーロッパにおける魔術復興の象徴的存在となった。
貧しい職人の家の一人息子として生まれた。少年時代は病気がちだったが、頭がよく善良な子供で、15歳の時に司祭になるために聖ニコラ・デュ・シャルドネ神学校に入学。ヘブライ語や哲学を学び、また校長のフレール・コロンナは動物磁気学の研究家で、ヨアキム的な終末思想の持ち主であり、コンスタンにも感化を及ぼした。次いで神学研究のために聖シュルピス神学校に再入学し、聖シュルピス会創立者オリエの著作に親しみ大きな影響を受けた