必殺仕事人~第43話(80年3月21日放送)
「情技衣替え地獄落し」
(監督・田中徳三 脚本・南谷ヒロミ)
勘吉 - 鶴田忍 おさん - 赤座美代子
淵辺監物 - 五味龍太郎 美鳥 - 中條郷子
助三 - 海老江寛 もよ - 松井加容子
村路 - 島村晶子 うめ - 松田春子
たけ - 服部明美 まつ - 岩崎美也子

八百勘こと八百屋の勘吉・おさん夫婦は、荷車を止めることができず、直参旗本淵辺八千石美鳥の方の行列を妨害してしまった。
淵辺家の家来湧田の命によって家臣木部・川本が、勘吉の目とおさんの腰の筋を斬り傷つけた。命だけは取られなかったものの勘吉は失明し、おさんは足腰が立たなくなってしまう。
その現場を左門と涼、主水が見ていた。
その頃、秀は美鳥の方から簪を注文されていた。左門から事件の概要を知らされた秀は、美鳥の方に高い値段で簪を売り付けた。その浮いた分の金を夫婦に渡してくれと、秀は主水に金を託す。
八百勘夫婦とその家族を気にかけていた主水だったが、勘吉の両親助三・もよと長男初太郎を左門の屋台に誘い秀から預かった金を渡そうとすると、初太郎に金を放棄され『何故勘吉たちを助けなかった』と問いつめられ、言葉を失ってしまった。