翔べ!必殺うらごろし 第23話(最終回:79年5月11日放送)
「悪用した催眠術!先生勝てるか」
(監督・原田雄一 脚本・山浦弘靖)
長助 - 平井昌一 清右ヱ門 - 永井秀明
利兵ヱ - 浜田晃 新太 - 池田真司

【今回の超常現象~催眠術】
記憶を取り戻したおばさんは、息子の新太がいる熊谷に向かう。
新太は里親に引き取られ幸せに暮らしていたが、その里親が経営するそば屋は名主の清右ヱ門の仕掛けた罠にかかり借金20両の肩代わりに立ち退きを要求されていた。
一方、熊谷の女郎屋に入った正十は、普通の女性が女郎屋の利兵ヱに催眠術をかけられ女郎をさせられている光景を目撃する。
熊谷宿では代官、名主、女郎屋、ヤクザが組み地上げをしたり、女性を女郎に貶めたりしていたのだ。

※先生のパワーが発揮しにくいそぼ降る雨の夜に、物語が大きく動きだす。この時の正十は印象的。
また、ラストシーンの風の演出も凝っていて、この旅の渇いた世界観のなかでどことなくウェットな余韻を残している。

【おしらせ】
明日からは、“必殺マニアの苦行”とされる必殺シリーズ第15弾『必殺仕事人』(全84話)放送開始。
と、前々回のターンで書いたら反感くらいました。だって…、おでんや以降はテンプレ感がハンパないんですもの…。
個人的に、仕事人以降は非主水シリーズのほうが好きです。
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