翔べ!必殺うらごろし 第1話(78年12月8日放送)
「仏像の眼から血の涙が出た」
(監督・森崎東 脚本・野上龍雄)
三ツ目の重蔵 - 山本麟一 お鶴 - 栗田ひろみ
弥平 - 堺左千夫 桑木甚内 - 浜田晃

【今回の超常現象~ウィーピング・スタチュー(しだれ像)】
旅の途中で知り合った先生とおばさん。祠を開けたおばさんは、仏様にお供えをと手を差し出した。そこへ、血相を変えて2人の村人が走ってくる。村人は、この地蔵は村たちのものだから手を触れてはいけないと激昂して言うばかり。
その後、男2人は堂の戸を開け、奥から木でできている仏像を取り出した。すると、仏像の目からは、真っ赤な血が流れていた。
村人が去ったあと、先生は記憶を失ってあてのない旅をしているおばさんの過去を、匕首から透視する。おばさんは4年前にあまりのショックから記憶を失う事となり、子供と別れるはめになってしまう。また、匕首は多くの血を吸っているのだと…。子供が生きているかどうかまでは判らない。そこで、おばさんは先生と行動を共にするのだった。
その頃、村は地蔵が血の涙を流したと大騒ぎになっていた。
最近、村には仙吉とお鶴の夫婦が住み着いた。お鶴という女は素性が知れないのに、地蔵を懸命に拝んでいる。あの地蔵は子供を泣く泣く間引いた為、祀ったものだ。もしかして、あの夫婦がその子供の霊を呼び寄せて、仏に血の涙を流させているのではないか…?村人たちは、あの夫婦が原因だと騒ぎはじめた。