江戸プロフェッショナル 必殺商売人~第5話(78年3月17日放送)
「空桶で唄う女の怨みうた」
(監督・松野宏軌 脚本・中村勝行)
三州屋与兵ヱ - 織本順吉 榊原直周 - 須賀不二男
幇間六助 - 平野雅昭 秋月弥三郎 - 宮部昭夫
おくみ - 石川えり子

奉行所では頻繁に財務役与力を交代させて民間との癒着を防止するという建前で、問屋連から株の書き換え手数料と冥加金を徴収しそれを老中に献金していた。
筆頭与力秋月は、廻船問屋三州屋をつぶしてその問屋株を手に入れようともくろんでいる。秋月と南町奉行榊原との密談を主水は立ち聞きしてしまうが、知らぬ存ぜぬをきめこむ。
三州屋へは冥加金千両を課し、周りの商人へは株の買取を止め抜け荷の濡れ衣を着せて金策を徹底的に妨害、主人の与兵衛は妻とともに首をくくる。
一部始終を文にしたためてあったため娘おくみは新次に相談、金で恨みを晴らしてくれる仕置人のことを知ったおくみは湯女になって頼み料をつくる。