新・必殺からくり人~第12話(78年2月3日放送)
「東海道五十三次殺し旅~大津」
(監督・南野梅雄 脚本・保利吉紀)
服部重四郎 - 石橋蓮司 おしま - 佐野アツ子
宗右衛門 - 浜田寅彦 捨吉 - 江幡高志
運慶 - 梅津栄

小駒以外全員外出していた時、小駒がちょっと部屋を空けた隙に泥棒に入られ、大事な広重の街道画を盗まれてしまう。同じ旅籠に泊まっていたおしまも被害者で道中手形を盗まれていた。
盗みを働いた捨吉、代官の服部重四郎に積み荷業者の宗右衛門と裏でグルになっている為、悪事が露見する事は無かった。
盗んできた街道画を眺める三人だったが、捨吉が赤く染まった部分がある事を指摘すると服部もそれを不審に思う。
旅籠ではお艶も戻り、これからの対策を練っていた。街道画がない以上自力で悪事を探し当てるしかない。お艶の記憶では、街道筋の茶店が描いてあったという事。翌日、ブラ平が行ってみると、茶店に広重の描いた大津の宿場画が飾ってあった。それは広重が江戸から贈ってきたものらしい。
しじみ売りの親子、茶店、牛がひいている米俵を積んだ荷車。この中から赤く染まりそうな場所、すなわち悪事の発端になりそうな場所を探索してみる事になった。
広重の宿場画に疑念を抱いた服部は、地元の画師運慶を呼んで調べてもらうが、赤く染まった部分は出来上がった画に後から付け加えられた物、旅芸人が持っている事に不審を抱いた服部だったが、火鉢の火で反応した大津の街道画から米俵が赤く浮かびあがってしまい、画のからくりがバレてしまう。