新・必殺からくり人~第7話(77年12月30日放送)
「東海道五十三次殺し旅~荒井」
(監督・南野梅雄 脚本・安倍徹郎)
志ま - 鮎川いづみ 文次郎 - 石田信之
五味重四郎 - 深江章喜 仙次 - 唐沢民賢
善兵ヱ - 浜村純

次の宿場は関所を越えた先にある荒井。関所を通る際は代官の調べを受けなければならない。男の場合は、姓名、出身地を名乗れば通して貰える場合も多いが、女の場合は通行手形が絶対必須となる。
志まと文次郎はワケありな関係。手形を持ち合わせてはおらず、志まは男装して関所の追及を逃れようと考え、天保一座の小屋に入りこっそり盗みを働こうとするが、そこへ蘭兵衛と小駒が入ってきた為に盗みが発覚。
手形無しで関所を抜けようとした志まに対し、そんな甘い考えでは関所は抜けられないと諭すと、二人の罪を咎める事なく帰るように告げる。
しかし、志まの強気な態度を見たお艶は、二人が再び関所破りを計ろうと危険な行為をするのではと懸念し、塩八に後をつけるように命じるが、途中で見失ってしまう。
今回の街道画は二枚あり、一枚がこの今切の渡しの画。赤く浮かんだのは浜名湖に浮かぶ船。広重の話では、関所を抜けようとした旅人の多くがここで殺されているという