新・必殺からくり人~第4話(77年12月9日放送)
「東海道五十三次殺し旅~原宿」
(監督・蔵原惟繕 脚本・野上龍雄)
しの - 今出川西紀 小一郎 - 河原崎次郎
関屋弥作 - 不破潤 白石 - 遠山欽
前沢彦十郎 - 草薙幸二郎

艶吉一行は原宿を前にして仕方なく野宿の準備をすすめていたのだが、薪を探しにいった小駒が血だらけの武士を見つける。更にその武士を追って、地元の藩の役人と思しき男達がやってきて、その武士はあっという間に斬り殺されてしまう。
その武士は忌の際に「鶴」の一言と一本の簪を遺していたのだが、今回の広重の絵のあぶり出しはその鶴であった。
広重は、原の宿場の絵を描きに来た際、一人の老武士が腹を切るのを目撃していた。駆け付けた時には既に手遅れで、その老武士は鶴とだけ言って 死んでいったという。
その姿を見た広重は、老武士は重罪を犯したからではなく、無実の罪を着せられて切腹をせざるを得なかったのではと考え、お艶に恨みの筋を調べるように依頼したのだった。