生身の人の心は、機械化人間の心よりも温かいものかも知れないと鉄郎は思うようになった。
でも、今の鉄郎の目的は、素晴らしい機械の体をタダでもらえる星へ行くことだと、鉄郎の心は揺れ動いた。
生身の人と同じ温かな心を持った機械の体は無いのだろうか。
しかし、メーテルはそれを黙って見つめているだけだった。