新・必殺仕置人〜第15話(77年4月29日放送)
「密告無用」
(監督・大熊邦也 脚本・保利吉紀)
伊蔵 - 石橋蓮司 おくめ - 岡まゆみ
菊之丞 - 板東三津志郎 叶屋唐兵衛 - 谷口完
おふさ - 明石螢子 高田屋 - 寺下貞信

巳代松が、殺しの現場を叶屋の女郎おくめに見られてしまった。おくめは口止め料代わりとして、女形役者・菊之丞の殺しを依頼してきた。
殺しの現場を見られたことが寅の会に知れたら殺されてしまう…。誰にも相談できず、巳代松は単独で菊之丞について調べ始める。
巳代松の様子がおかしいと感じた鉄は、おくめの素性を人別帳で調べるよう主水に頼む。主水の調べによると、彼女はかつて呉服問屋の若女将だったが、なぜか突然離縁されて女郎になったという。
一方、策が浮かばず追い詰められた巳代松は、ついにおくめを殺そうと決意する。

※殺しの掟に苦悩する巳代松を描いた回。鉄の殺しの哲学が、鉄初登場以来ぶれていないのがわかる。
また、おでん屋のシーンがラストに繋がっていたりと、芸が細かい。