新・必殺仕置人〜第11話(77年4月1日放送)
「助人無用」
(監督・大熊邦也 脚本・中村勝行)
天狗の鞍三 - 嵐寛寿郎 おこの - 白川和子
富五郎 - 田口計 源六 - 志賀勝
おせい - 松村康世 お千代 - 玉山由利子

鉄が入れ込んでいる、深川の茶屋・たちばな屋のおこのは、同じ店で働く下足番の鞍三の女房だった。胸を患っているおこのを、鞍三は甲斐甲斐しく看ている。
そんな中、たちばな屋の女将が首を吊って死んだ。実は女将は、店を手にしようと企む七福神の富五郎一味に殺されたのだった。
富五郎は女将の葬儀の日に、娘に店の権利を譲るよう持ちかけた。富五郎に喰ってかかるおこのだったが、発作がおきて倒れてしまう。
医者によると、おこのは重い労咳で治療には二十両かかるという。鞍三は見舞いに来た鉄におこのを預け、とある場所へ向かう。
鞍三が出向いた場所には、なんと虎と死神がいた。鞍三はかつて『天狗の鞍三』と呼ばれた仕置人で、虎の兄貴分だったのだ。