新・必殺仕置人〜第13話(77年4月15日放送)
「休診無用」
(監督・渡邊祐介 脚本・中村勝行)
寺岡玄庵 - 上原謙 おしん - 左時枝
喜三郎 - 浜田晃 舟渡の銀蔵 - 江幡高志
志津 - ひろみどり 弥平 - 堀勝之祐
小太郎 - 瀬賀敏之

家の模様替え中にギックリ腰になった主水は、夜の見廻りの際、盗賊舟渡の銀蔵一味と遭遇。頭の銀蔵に一太刀浴びせたが、腰の痛みで捕り逃がしてしまう。
鉄の按摩で回復した主水だったが、せんとりつに強要され、評判の蘭学医・玄庵のもとを訪ねる。
玄庵は名医なうえ、貧乏人からは金も取らず、近所ではみんなから慕われる人物。
ところが、そんな玄庵を殺そうとした身重の女・おしんがいた。巳代松によってその場は納まったが、深い訳がありそうと彼女に事情を尋ねる。
おしんの夫は働き者の大工だったが、差込みを起こして玄庵のもとに担ぎこまれた。そこでそのまま死んだという。彼女は、玄庵が西洋医術の実験に使ったと思っていた。
そんなある夜、玄庵の家に銀蔵一味が押し入った。妻や子供を人質に取られ、玄庵は銀蔵を治療するはめに。そのため、外には「休診」の張り紙が張られてしまう。それを見た近所の人は、何かあったと不審に感じるのだった。
その頃、寅の会では玄庵の命が競りに挙がり、五両で鉄が落札する。