新・必殺仕置人〜第7話(77年3月11日放送)
「裏切無用」
(監督・高坂光幸 脚本・野上龍雄)
闇の重六 - 名和宏 かねみ庄次郎 - 五味龍太郎
同心石部 - 亀石征一郎 金見庄兵ヱ - 伊達三郎
おしま - 森みつる 与力 - 酒井哲

寅の会で二件の命が競りに挙がった「美人丹」という謎の薬を売っている「かねみ屋」の庄次郎と、盗賊・闇の重六の二人で、かねみ屋は鉄が競り落とした。
ところが仕置人になりすましていた重六は虎に鉄球を投げ逃走。虎は、自ら重六を仕置きすることで責任をとることになる。
鉄は、かねみ屋に入っていく浪人を見て驚愕する。警動の晩に鉄は、岡場所にタダ乗りに来ていたところ、手代風の男を斬殺したこの浪人を目撃していたのだ。
不安を感じた鉄は、この事件の担当である主水を呼び出す。浪人を召し捕らせ、その隙にかねみ屋を殺すつもりなのだ。
話を聞いた主水は、上役の同心・石部とともにかねみ屋へ。しかし石部は、飛んできた鉄球で頭をかち割られて死んでしまう。浪人はかねみ屋の兄で、さらに重六とも繋がっていたのだ。
町方の手を逃れた三人のうち、重六は虎が仕置きした。残るはかねみ屋兄弟だが、主水は言葉巧みに鉄を騙しかねみ屋兄弟を召し捕ってしまう。