新・必殺仕置人〜第1話(77年1月21日放送)
「問答無用」
(監督・工藤栄一 脚本・野上龍雄)
筑波重四郎 - 岸田森 お兼 - 二宮さよ子
喜平 - 灰地順 市郎太 - 大林丈史
次郎次 - 阿藤海 未三 - 島米八

念仏の鉄は江戸に戻り、再び裏稼業に手を染めていた。しかし、主水とワルノリでやっていた頃とは状況は変わり、寅の会という組織を介して殺しを請け負う厳しい状況に置かれていた。寅の日に行われる定例句会。それは、殺しの競り市でもある。
ある時、その競りに主水が掛けられた。慌てて競り落とし主水に接近し警告する鉄。しかし、それがバレれば寅の会から粛清される。
主水と再会した鉄は、裏稼業を続けていた主水からその業を聞き、改めて主水が殺しの的でないと確信するのだった。

※主水と鉄の必殺シリーズ黄金コンビ復活!クレジット順をめぐる藤田まことと、娘の縁談に影響するとして菅井きんが降板を申し出る、この二つの騒動がなんとか落ち着き、制作が開始された。
二度と同じ役はやらないことで知られていた山崎努が再演だけでなく、トップクレジットを藤田に譲ったことは関係者をも驚かせた。
(私観で申し訳ないが)仕置人という世界では、やはり鉄が主人公であり主水は全体を締める存在だと思う。そういう意味では、山崎がトップで藤田がトメのほうがシックリくるんだよなぁ…。