必殺からくり人〜早坂暁ワールド〜第8話(76年9月17日放送)
「私ハ待ッテル一報ドウゾ」
(監督・蔵原惟繕 脚本・早坂暁)
新兵ヱ - 早川保 ふゆ - 高田敏江
せん - 西崎みどり ヤス - 荒砂ゆき
天斎 - 梅津栄 彦市 - 前田俊和

10年前に行方不明となっていた越前屋の一人息子、彦市が見つかって戻ってきた。幼馴染みのせんはどうも信じられずにとんぼにそれを打ち明けるが、後日、せんは七間堀で遺体となって見つかる。
とんぼはそれを仇吉に話し本当の彦市かを確認するのだが、母親のふゆは彦市に違いないと言うのだった。

※ストーリーの前半はとんぼ、後半は藤兵ヱが廻している。
『親子の血』がテーマとなっている今回、ナレーションで雁之助師匠の『つらい話は胸をさす』というフレーズが、観たあとに頭のなかでエンドレスで駆けめぐるであろうおはなし。ラストの流れは、観るものを容赦なく突き放すトラウマ回。
必殺シリーズ後期を支えた西崎みどりと梅津栄が、脇でストーリーを支えているのも見逃せない。