古来から鬼、妖などと呼ばれ人に害をなす異形のものを退治するため、超常的な力を持つ異能者が生まれる特異な家系が連綿と続いてきた。斎森真一と薄刃澄美は異能者の家系同士の政略結婚であったが、長女の美世は異能を持たない。
美世が2歳の時、母親が亡くなり、父親が香乃子と再婚し、異能をもった異母妹の香耶が生まれたことから、美世の居場所はなくなる。父親からも見放され、良家の子女としての教育も受けさせてもらえず、虐げられ、
使用人以下の扱いを受けながら19歳になった美世は、すべてを諦め笑うことを忘れていた。


そういうセ界姦なのか