1944年(昭和19年)12月19日の連合艦隊電令時点で時雨は編制に加えられていないが、
同艦は護衛中の空母雲龍(搭載貨物「桜花」)が米潜水艦に撃沈されたあと佐世保に戻っており、
21日の電令で作戦参加が決定した。 龍鳳の積荷は雲龍と同じく有人ロケット特攻機桜花58機であった。
だがフィリピンに向かった雲龍が撃沈されたことにより、急遽龍鳳の目的地は台湾に変更されたという経緯があった。
龍鳳及び護衛艦は出撃準備を進めたが、矢矧は補充兵の内地訓練が必要として連合艦隊より作戦参加を免除され、
雪風は機関部に故障が見つかり作戦不参加となる。