ロッテ井口忠仁監督(47)が今季限りで解任されることが10日、決定的になった。複数の球界関係者が明かした。来季は3年契約の最終年でフロントも当初は続投を要請する方針だったが、オールスター以降での大失速の戦いぶりで再検討。続投方針を一転、白紙に戻して検討した結果、解任する方針を固めた。後任は未定だが、千葉ロッテOBで現・打撃コーチの福浦和也氏など複数名をリストアップしている。

 福岡ダイエー・ホークス出身の井口監督は就任1年目の18年こそリーグ5位と低迷したが、19年には惜しくもCS出場を逃す4位。20年21年はともに優勝争いに絡む2位とその手腕が評価されていた。今季は20年オフに結んだ3年契約の2年目で、今季は優勝という結果を問われるシーズンだった。しかし、チームは助っ人マーティン選手の不振、荻野選手の出遅れなどもあり序盤から低迷。その後交流戦を境に巻き返すも、オールスター明けは2勝9敗と次第に失速していた。