ふわふわで甘い「高級食パン」ブームに翳り 半年と持たず閉店する店舗も デイリー新潮

ベーカリープロデューサー・岸本拓也氏が手掛けたパン屋
昨年2021年だけでも15店を超える店舗が閉店していることがわかった。うち9店は開業から1年と経たずに店を閉めている。
たとえば、昨年1月にオープンした「遅刻のすすめ」(兵庫県神戸市)は、同年11月に閉店。
11月オープンの「あせる王様 ブレッドスタジアム検見川浜店」(千葉県千葉市)に至っては、開業からわずか1カ月で閉店している。

高級食パン店の“顔”的存在である「乃が美」でも、21年2月にオープンした「はなれ 鈴鹿販売店」(三重県鈴鹿市)が、1年ともたず12月末で営業を終了している。

「結局のところ、高級食パンは価格と価値が一致していなかったという点に尽きるのではないでしょうか。
閉業が相次いでいるとのことですが、そもそも営業する側も、長くビジネスをする気はなかったのではないかと思います。
高級な食パンという目新しい商品で話題を集め、ブームありきで利益を出す、そうしたビジネスモデルなのではないでしょうか。