東京六本木の真ん中にある名建築・国際文化会館。昭和を代表する建築界のビッグスリー、前川國男、坂倉準三、吉村順三の共同設計で誕生した。この三人が一緒に仕事をするのは前代未聞。
ライバル同士の個性が見事に調和して奇跡的に美しい建物となった。だが三人の誰がどこを担当したのか、詳しい資料はいっさい残されていない。建築大好きな田中卓志さんが、建物に残る痕跡を辿りながら誕生の秘密を解き明かす。

<Art Traveler>田中卓志
<ナレーター>上野樹里