アミティの町は静かなクリスマス・イブを迎えていた。平和に見えるこの町は、過去2度にわたり巨大ホホジロザメの襲撃を受けたことがあり、警察署長のブロディは、その時サメの犠牲者となり亡くなっていた。ブロディの妻・エレンは、父の遺志を継ぎ保安官補となった次男のショーンとふたり暮らし。長男のマイケルは家庭をもち、遠くバハマで海洋研究の仕事をしていた。

その夜、海洋パトロールに出たショーンは、突然巨大なサメに襲われそのまま海中へ引きずり込まれてしまう。最愛の息子までサメに殺されてしまったエレン。駆けつけたマイケルと妻のカーラ、孫のシーアを前にしても、その深い悲しみから立ち直りようもない。マイケルはエレンを元気づけようと暖かいバハマに呼び寄せる。

傷心のエレンの気持ちを和ませたのは、海上セスナ機タクシーのパイロット、ホーギーの陽気さだった。それでも夜な夜なサメに襲われる悪夢にうなされるエレンは、海やサメに対して過敏になっていた。そんな中、バハマの沖合で巻貝の研究をするマイケルと相棒のジェイクが巨大ホホジロザメに襲われる。大切な家族を次々と襲うサメに、ついにエレンの怒りが爆発する!