第2話「ナーシュの娘たち」

オクサゴンでの生活にマハは馴染んでいなかった。
それは、この街で自分のやりたい事が見つからず戸惑っていたせいだった。
自分は何がしたいのか?そんな事を考えながら居眠りをして、星の世界の夢を見た。
それは、遥か昔、北天の「極」の座をナーシュ(北極星)という偉大な星が守っていたというお話だった。
ナーシュの七人の娘(北斗七星)たちは、父の大切な教えを受け継いでいくことを誓うのだった。