>>761
ウェールズ人のルーツは、ノルマン人やサクソン人が侵略してくる前からブリテン島に住んでいた”ケルト系”のブリトン人で、ウェールズの文化には、彼らの伝説や風習がいまも色濃く残っています。
キリスト教が伝えられるずっと前から”ドルイド”という祭司を中心とするアニミズム的な宗教があり、彼らは大地の精霊や自然物のなかに霊魂が宿ると信じていました。
またとてもロマンチックな民族で幻想的な物語を好み、伝説や民話には魔法や夢、妖精、騎士、”ドラゴン”、吟唱詩人などが数多く登場します。
ケルトの族長であったアーサー王にまつわる場所も国内に多く残っています。
ウェールズ語は、この先祖たちから受け継いだケルト語の一種です。見ればおわかりのように、英語とは単語も文法もまったく異なります。