ジェリーは名門スタンフォード大学に入学したものの自主退学し、今はコピーショップで働く単調な毎日を送っていた。
そんなある日ジェリーのもとに、空軍に勤める優秀な双子の兄・イーサンが交通事故に遭い死亡したとの一報が入る。
これが事件の始まりだった。数日後、ジェリーの銀行口座に75万ドルもの大金が振り込まれ、そして留守中の彼の部屋は武器や火薬の原料で山積みに…。
呆然とするジェリーの携帯電話が突然鳴り、謎の女から今すぐその場を離れるよう指示が入る。
事態を理解できないままジェリーはFBIに逮捕され、テロ捜査班のモーガンの激しい尋問を受ける。
ジェリーたち兄弟はテロリストだと思われていたのだ。
再び電話をかけてきた謎の女の命令に今度こそ従い、ジェリーはFBIからの逃走に成功する。
電話越しの指示通り進むと、そこにはポルシェに乗ったレイチェルが待っていた。
彼女もまた息子の命と引き換えに、謎の女の指示に従っていた。
謎の女は、街中のあらゆるディスプレイを使い2人に指示を出し、追跡するモーガンとイーサンの死因を調査するために派遣された空軍捜査員のゾーイを振り切ろうとする。
度重なる逮捕の危機を回避したジェリーとレイチェルが辿り着いたのは、国防総省の地下36階入り口だった…。