批評
Rotten Tomatoesには247件の批評が寄せられており支持率39%、平均評価5.2/10。
批評家の一致した見解は「ローランド・エメリッヒの『2012』は豊富なヴィジュアルスリラーを見せてくれるが、重厚な規模と長大な上映時間を支えるための力強い脚本が欠けている」となっている。
Metacriticでは34件の批評に基づき49/100のスコアを与え、CinemaScoreでは「B+」評価となっている。

ロジャー・イーバートは3.5/4の星を与え、「『2012』は約束を果たした。それ以外のことを求めてチケットを買う人間はいないので、観客にとっては今年最も満足度の高い映画の一つになるだろう」と絶賛している。
また、彼とUSAトゥデイのクラウディア・プーチは『2012』を「全てのディザスター映画の母」と表現している。
ワシントン・ポストのダン・コイスは4/4の星を与え、「世界の破壊者として歩んできたエメリッヒの長いキャリアにおける最高の作品」と批評している。

ジ・エイジのジム・シェンブリは4/5の星を与え、「素晴らしく、大きくて重く、馬鹿らしくて脂ぎったチーズバーガーのような映画であり、彼の輝ける視覚効果アーティストチームによって、人類文明の終焉がどのようなものかを鮮明に描き出されている」と批評している。
ローリング・ストーンのピーター・トラヴァースは、「『2012』に注意しなさい。あれは中身がなく、冷笑的で心底退屈させられ、さらに時間と金を浪費させ、耐え難い苦痛を与えた愚かしい『トランスフォーマー/リベンジ』に匹敵する奇跡の作品だ」と酷評した。
ニュー・リパブリックのクリストファー・オアは「馬鹿げたスリルは中盤で燃え尽きてしまう」「映画が2時間半を迎えるころには、"いつになったら終わるのか"と考えるようになる」と批評している。