未来の地球は核戦争の放射線汚染を受け、そのほとんどが砂漠化してしまっていた。
生き残った人々が暮らす3つのメガシティの中の1つ、メガシティ・ワンでは、極度な人口過密により社会秩序は崩壊、街は荒廃しきっていた。
その秩序回復の最終手段として導入されたのが、究極の治安維持制度“ジャッジ・システム”だ。
システムを支えるのは“ジャッジ”と呼ばれる者たちで、彼らは犯人逮捕と同時にその判決を下し時に処刑する権利まで与えられた法の執行者であり超エリート集団だ。
ジャッジ・ドレッド(シルベスター・スタローン)は、法に忠誠を誓い、冷酷なまでの完璧さで任務を遂行し、市民から尊敬されると同時に恐れられていた。
ところがある日、殺人事件に巻き込まれ、容疑者としてドレッドが逮捕されてしまう。
同僚のジャッジ・ハーシー(ダイアン・レイン)はドレッドの無実を信じ必死に弁護するが被害者から摘出された銃弾になぜかドレッドのDNAが見つかり、有罪となる。
ハーシーと同じくドレッドの無実を信じる司令部のファーゴ長官(マックス・フォン・シドー)は自分の引退と引き換えにドレッドの減刑を嘆願した。
その結果、ドレッドは終身刑となり、刑務所に送られることになる。
しかしその後、ドレッドが乗った輸送用シャトルが、無法者たちによって撃ち落とされてしまう…。
無実の罪を被ったドレッドの運命は…。