コソボ、セルビアに国境から軍隊を撤退させるよう要求 ロイター · 10/01

[プリシュティナ、9月30日 ロイター] -コソボは土曜日、セルビアに対し、領土保全を守る用意があると述べ、共通の国境から軍隊を撤退させるよう要求した。

先週の日曜日、コソボのバニスカ村を襲撃し、セルビア正教会の修道院に立てこもった重武装したセルビア人約30人とコソボ警察が交戦して以来、両国間の緊張は高まっている。襲撃犯3名と警察官1名が死亡した。
この銃撃戦は、アルバニア人が多数を占め、ゲリラ蜂起と1999年のNATO介入を経て2008年にセルビアからの独立を宣言したコソボの安定に対する国際的な懸念を引き起こした。
コソボ政府は声明で「われわれはブチッチ大統領とセルビアの諸機関に対し、コソボとの国境から全軍隊を直ちに撤退させるよう求める」と述べた。

「コソボとの国境沿いにセルビア軍を配備することは、我が国の領土一体性を脅かすセルビアによる措置である。」
セルビアのアレクサンダー・ヴチッチ大統領はフィナンシャル・タイムズに対し、紛争が激化すればベオグラードの欧州連合加盟への願望が損なわれるため、軍隊に国境を越えてコソボに入るよう命令するつもりだと語った。