ハリー・タスカー（アーノルド・シュワルツェネッガー）は、表向きはIT会社の平凡な営業マンだが、実は国防省の超極秘機関オメガ・セクターの秘密謀報員だ。
スパイであることは家族に隠していて、家に帰れば無器用な父であり夫である。
14歳の娘のディナは反抗期真っ最中、さらに法律事務所に勤める妻のヘレン（ジェイミー・リー・カーティス）は、ハリーを要領の悪いダメ亭主と思っていて、ちょっぴり危険な匂いのする男サイモン（ビル・パクストン）に惹かれている始末。
そんなある日、ハリーが追っている闇商人ハレドの周辺で１億ドルの資金が動いた事実が判明。
折しも旧ソ連製のミサイル、ムーブ６の核弾頭４個が、ブラック・マーケットに横流しされたという情報をキャッチする。
ハリーは、古美術商のジュノー（ティア・カレル）がハレドと繋がっていることを突き止め、ジュノーの身辺捜査を開始することに。
だがその直後から、ハリーはテロリストのグループからつけまわされる。
そんな折、ハリーはもう一つのトラブルに直面する。妻が浮気しているらしいのだ。
ショックのあまり分別を失ったハリーは、公私混同して妻の電話を盗聴、相手がスパイを演じる中古車販売業者と知るや、部下を動員して２人をとっちめる大作戦を展開。
さらに妻をこらしめようと企んだ芝居の最中、テログループに襲われ、ハリーはヘレン共々どこかの島へ拉致されてしまう…。