先週はったが
タルトタタンはフランス語で、その意味はこのお菓子が生まれた場所に由来します。タルトタタンは、19世紀のフランスのパリソローニュ地方でタタン姉妹が経営するホテル「タタン」(HOTEL TATIN)で生まれました。タルトタタンは「タタン姉妹によって作られたタルト」という意味なのです。

ステファニーとカロリーヌという姉妹のうち、調理を担当していたステファニーが伝統的なアップルパイを作ろうとしたときにうっかりミスをしてしまいました。タルト生地を作るのを忘れていたため失敗を何とか取り返そうとして、りんごの入ったフライパンの上からタルト生地をのせて焼いたのです。

焼けた頃にフライパンをひっくり返してみると、キャラメルの香ばしい香りがするタルトができあがっていました。この美味しさが広まり、タルトタタンはホテル「タタン」の看板菓子となったのです。その後、高級レストラン「マキシム」のメニューに加えられ世界に広まりました。