>>654
クリピン博士が癌の特効薬開発に成功したことが放送されていました。
その特効薬は既に1万9,000人に処方され、治療を続けているとのことでした。
しかし、そのうち5,000人には狂犬病のような症状が現れてしまったのです。
検査結果によると、治療薬に使用したウイルスが新種のウイルスへと突然変異したことが大きな要因でした。
そして、この新種のウイルスは博士の名前からクリピン・ウイルスと呼ばれるようになります。
クリピン・ウイルスの感染率は非常に高く、感染経路は空気感染が大半でした。
瞬く間に感染が広がり、ニューヨークはおろか世界中に流布していきます。
致死率も90%と非常に高く、住民はパニック状態に陥ってしまいます。
後に免疫を持つ人間しか生き残ることができないとわかると、感染検査を受け隔離が本格化していきました。