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★映画実況17480 遊星からの物体X #1

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2023/08/01(火) 12:40:08.93ID:z0w0wZts0
カート・ラッセル×ジョン・カーペンターSF大作!

その恐怖は一匹の犬から始まった
見渡す限り氷に囲まれた白銀の大雪原をヘリコプターに追われて逃げる犬は、アメリカの南極観測基地へと辿りつく
ヘリコプターを操縦するノルウエー隊員が銃を乱射したため、アメリカ隊員はやむおえず彼を撃ち殺すが、やがて、ノルウエー隊員が異常に錯乱していた理由が明らかになる
犬の正体は10万年前に地球に飛来した『生物』だった
接触するものを体内に取り込むその『生物』は、巧みに人間の姿に変身、吹雪に閉ざされた基地内で、隊員たちは互いに疑心暗鬼になっていく
そんな中、彼らは挙動不審なマクレディ(カート・ラッセル)を『生物』ではないかと疑うが・・

※前スレ
★映画実況17479 ザ・クリーナー 消された殺人 #3
https://sora.5ch.net/test/read.cgi/livetx/1690782766/
2023/08/01(火) 12:40:17.31ID:z0w0wZts0
【製作年/国】1982年/アメリカ
【監督】ジョン・カーペンター
【製作】デヴィッド・フォスター、ローレンス・ターマン、スチュアート・コーエン
【原作】ジョン・W・キャンベル・Jr(『影が行く』早川書房刊)
【音楽】エンニオ・モリコーネ
【キャスト】カート・ラッセル(マクレディ):[声]津嘉山正種
A・ウィルフォード・ブリムリー(ブレア):[声]富田耕生
リチャード・ダイサート(コッパー):[声]宮川洋一
ドナルド・モファット(ギャリー):[声]柳生博
2023/08/01(火) 12:40:45.54ID:z0w0wZts0
監督のジョン・カーペンターは『遊星からの物体X』(82)と、その後12年にわたり制作された、『パラダイム』(87)、『マウス・オブ・マッドネス』(94)を黙示録三部作と位置づけている。上記三作のストーリーには直接的な関係性はないが、世界の終末を描いているという一点において、カーペンターは「黙示録」という表現を用いているようだ。

『遊星からの物体X』はハワード・ホークス監督が手がけた『遊星よりの物体X』(51)のリメイクだが、原作小説「影が行く」により近い内容となっている。ホークスの『遊星よりの物体X』は異星人をフランケシュタインのような人間の形をした怪物として解釈したが、カーペンターの『遊星からの物体X』では原作により忠実に、細胞単位で人間に同化できる『物体(生物)』として描き出した。他者に同化し、その人間になりすますというモンスターの能力を強調することでカーペンターが表現したかったテーマこそ「他者への不信」だった。

カーペンターは疑心暗鬼という「棘」を観客の心に残すことを決断したのだ。結局彼は何を言わんとしたのか?孤立した人間存在が世界の終りへの扉を開ける、だからお互いを信じよう、というメッセージなのか?真意は本人に聞かなければ分からないが、想像することはできる。そもそも「ヨハネの黙示録」は世界の終末を描きながら、同時にその先の新たな世界秩序の誕生をも描いている。つまり、カーペンターは世界の終りに悲観的なだけのイメージを抱いていないのかも知れない。

「遊星からの物体X」は1982年に公開され、満足な興業成績をあげられず、批評家たちからはさんざん酷評された。2週間前に公開された『 E.T』が大ヒットしていたことが大きな要因だったとも言われる。カーペンターは映画監督としてのキャリアが終わったと絶望し打ちのめされた。しかし、彼はその後もこの世の終わりを描く黙示録映画を撮り続け、世界への「疑心暗鬼」を表明し続けている。
2023/08/01(火) 12:49:29.68ID:+YcM80aY0
遊星からの物体(旧Twitter)
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