トム(サミュエル・L・ジャクソン)は死亡現場の清掃人。
14歳の娘と二人暮らしで、妻は8年前に自宅で強盗に射殺された。
当時まだ刑事だったトムは、相棒のエディ(エド・ハリス)の助けを借りて犯人を獄中で刺殺した。
審問に掛けられた二人は、当時の市警本部長ボーンの計らいでお咎めナシとなったが、代わりにトムはワイロを握らされて汚職に手を染めた。
しかしトムは真っ当に生きるために刑事を辞め、転職したのだったー。
そんなある日、トムはいつものように警察署からの依頼で殺人現場の清掃を行ったが、留守宅だった現場の鍵を持って帰ってきてしまい、翌日返しに行く。
ところが、その家の主婦アン(エバ・メンデス)は殺人があったことも知らない様子で話が噛み合わない。
警察に確認すると、発注書の事件番号も担当刑事も架空のもので、殺人の証拠隠滅に利用されていたことに気づく。
その後、被害者はボーンの金庫番だったノーカットと判明。
情報を得るためにトムは、疎遠になっていたエディと会い、ノーカットが汚職疑惑で逮捕されているボーンの敵対証人として、大陪審で証言するはずだったことを知る。
一方、現場鑑識でプロ使用の洗浄剤が検出されたため、殺人課のジム・バーガス(ルイス・ガスマン)はトムに疑惑を抱く。
身の潔白を証明するには真犯人を見つけるしかないトムは、アンに全米川下り選手権現場の清掃をしたことを告げ、協力を求めることにするが…。