ピーター(クリス・オドネル)は、父親と妹・アニー(ロビン・タニー)とロッククライミング中、不注意なクライマーの事故に巻き込まれ、妹を助けるために父の命綱を切らざるを得ないという悲劇に見舞われる。
3年後、ピーターは事故の苦悩から逃れるように自然写真家になった。
一方、アニーは父の遺志を継ぎ登山家となり、今はK2に挑もうとしていた。
撮影でK2のキャンプ地を訪れたピーターはアニーと再会するが父を殺した兄を許せないアニーは冷たい態度をとる。
その後、頂上を目指していたアニーの登山隊が雪崩にあい、標高8000メートルの氷に閉ざされたクレバスに落下したと連絡が入る。
クレバスの底で九死に一生を得たアニー、エリオット(ビル・パクストン)、トムだったが、自力で脱出することは不可能。
無線により状況を知ったピーターだが、ヘリは現地には飛べず、人力ではとても雪の壁は崩せない。
それでも妹を救出しようと仲間を募るが、協力を申し出る者はわずかだった。
ピーターは、かつて山中で妻を失った変人の登山家ウィック(スコット・グレン)にも助けを求める。初めは断ったウィックだったが、遭難者の中にエリオットがいることを知り、救助隊への参加を決める。
こうして集まった6名の救助隊は、人間の高度限界“バーティカル・リミット”に向けて、世界で最も恐れられているK2へと足を踏み入れることに…。