シリーズ“あなたの町の名建築”第2弾。
群馬県高崎市にある巨大な白いザリガニのような奇妙な形をした建物、群馬音楽センター。誕生から62年たった今なお、市民に愛されている音楽ホール。屏風のようにギザギザとした形は、折板(せっぱん)構造のコンクリート打ちっ放し、そのままの姿。
つまり構造がそのままデザインになっているのです。設計したのは、日本のモダニズム建築を牽引したアントニン・レーモンド。
なぜ、高崎につくられたのか?なぜレーモンドだったのか?内田有紀さんとともに理想の公共建築と謳われた建物の魅力に迫ります。

<Art Traveler>内田有紀
<ナレーター>渡辺いっけい