駐米英国大使館、内部調査室の諜報員アイ(ユアン・マクレガー)は、ある日、上司から息子の素行調査を依頼され、尾行を開始する。
ところが行動を監視している最中、上司の息子は情事相手の謎の美女(アシュレイ・ジャッド)に殺害されてしまう。
アイは目撃したことをすぐに報告しようとするが、それをためらってしまう…。
彼は、8年前に亡くなった愛娘の幻影を見たのだ。
その娘は「運命に従って」と告げ、彼はその言葉に従い、報告をしないまま美女を追跡していく。
美女は長距離列車の客室で行きずりのナンパ男を殺害し、ニューヨークへと向かった。
そこでは、さらに警察官一人を殺害する。その後もスティーブは監視を続け、次第に彼女も監視に気づき始める。
彼女はアイを警戒し、空港で出会った盲目の老人アレックス・レナード(パトリック・バーギン)に近づき、自分をシャーロットと名乗って彼に同行する。
一方、アイは彼女の正体を探るため、刑務所から情報を入手し、彼女の名前がジョアナということを知る。
彼女は9歳のクリスマスに父親に捨てられていたのだ…。
その後、アイはジョアナに近づこうとするが、彼女とアレックスが婚約したことを知り焦りを感じる。
追跡を続けるアイはジョアナに対して、ストーカーとも言える強烈な執着を覚え始めていたのだ…。