シアトルの銀行でコンピューター・セキュリティのスペシャリストとして働くジャック・スタンフィールド(ハリソン・フォード)。
彼は鉄壁の防御力を誇る“ファイヤーウォール”を作り上げ、ハッキングから銀行を守り続けてきた。
銀行はまもなく大銀行と合併する予定で、その移行作業にも追われる日々。
私生活では妻のベス(バージニア・マドセン)と息子のアンディ、娘のサラに囲まれ幸せな生活を送っていた。
ある日、ビル・コックス(ポール・ベタニー)をリーダーとする犯罪グループがジャックの家に侵入、ベスと子供たちを人質に取る。
ビルの目的は、ジャックを脅して銀行のネットワークシステムにアクセスさせ、1億ドルを強奪すること。
翌日、厳重な監視下のもと、いつものように出勤させられたジャックは、秘書を通じて危機を外部に知らせようとするが、人質に取られている家族を危険にさらすことはできない。
ジャックは銀行システムへ侵入を試みるが、アクセス可能な端末は既に合併先の銀行に移されてしまっていた。
計画が狂ったビルは、ジャックに別の方法でシステムを破って海外にある自分の銀行口座に大金を送るよう脅迫する。
ビルたちの徹底した監視体制の下、ジャックは愛する家族を守るために、自らが作った鉄壁の全米川下り・システムに挑むことになるが…。