はっきり言って目から鱗ばかりの内容だった。洋画「ブロークダウン・パレス」が大好きで色々検索しているうちに日本で似たような目に逢って10年も刑務所にいるというオーストラリア旅行者日本人団体グループの本多千香さんに行き当たった。この「メルボルン事件」はテレビで放送される度に必ず見てたし、グループが出所してくるまでHPをまめに見てて励ましのメールを送ったりもしてた。十分「知ってるつもり」だったのに・・・。早速購入して読んでみることに。この事件はネット上でも多く取り上げられててほとんど知ってるはずだったのに,この本の内容は千香さんの生い立ちからはじまり,旅先で起きたこともみんなが知らないようなことばかりだった。千香さんの一番下の妹さんが小さい頃悲惨な死に方をしていたこと、大きくなってからお父さんも奇妙な偶然で悲惨な死に方をしてること、出発日の計画が何度も変更されてて、それをなぜかはじめから警察が知っていたこと・・・