なんでいい加減な脚本に見えて設定だけ凝ってるんだ…

オクタルス(通称・グリード)について
劇中でアルゴノーティカ号を襲った謎の巨大海洋生物。当初は古代の深海に生息する異常進化したワーム類の一種と思われていた(劇中で語られた、キャントンによる仮説。キャントンたちは触手の部分しか目撃しておらず、多数の怪物が船内に侵入したと考えた)が、実際には、鋭い牙の並ぶ大きな口と、青い2つの眼を持つ本体から無数の触手を生やした、巨大なタコのような姿であり、その正体は約8億年前のカンブリア紀から生き延びて来た古代生物が、環境破壊による生態系の崩壊によって突然変異を起こした、獰猛な大型海洋生物である。
食性は肉食で、好物は主に人間と海洋生物で、触手を縦横無尽に伸ばして獲物を捕える。触手の先端には獲物を捕らえるための鋭い歯と口があり、獲物を生きたまま丸呑みにして栄養源とする(獲物は体液を吸い取られた後、溶けかかった骨と皮だけの状態となって体外へと排出される)。なお、触手自体は視覚を一切持たず、獲物の立てるかすかな音を頼りに狩りを行い、逃げる獲物を巧妙にたぐり寄せる。
その姿だけを見ると、最も似通っている生物としては軟体動物のバンパイア・スクイードが挙げられる。また劇中ではフィネガンが魚が入った瓶を開けるタコのたとえ話をするなど全体的なモチーフはタコとされる。
普段は南シナ海の海底に生息しているが、空腹になると餌を求めて海面に浮上し、獲物を捕食する。人間のことは900年以上も前から襲い続けているらしく、住処に破壊された無数の沈没船や散らばっている魚の骨がオープニングで確認できる。
弱点は火であり、劇中では傭兵たちが使った手榴弾により触手は撃破され、また本体はアルゴノーティカ号が爆発した際に生じた熱により全身の皮膚が一瞬にして焼けただれ、さらに本体自身が爆発四散し死亡した。銃器類では、触手を攻撃することによって、怯ませたり、撃破することは可能であるが本体にダメージを与えられない。銃で本体にダメージを与えるには急所である本体の眼球を銃撃するしかない。
なお、タイトル及びオクタルスの通称となっている「グリード」は日本語に訳すと「食欲・食す・貪欲・強欲」を意味する。