拘置所での取り調べの間、FBI捜査官はヒルに対し、ルフトハンザ強奪事件に関わって殺された大勢の人間の死体写真を見せて「ここを出たらお前の命もない」「実刑を受ければ25年ないし終身刑の可能性がある」等の文句でプレッシャーを与え続けた。
実際にこの頃には、一家を破門されてはいるものの、かつての仲間から「情報を知りすぎている危険人物」と見なされ、命を狙われるようになっていた。

その後、妻とその母に1万ドルの保釈金を用意してもらい刑務所を出たが、今度はルフトハンザ事件で逮捕されてしまい一生刑務所暮らしか、FBIと取引するかどちらかしかなかった。

1980年5月27日にアメリカ合衆国司法省組織犯罪撲滅班と取引し、妻と子と共に証人保護制度に入った。そして、裁判でこれまで犯した犯罪について証言した。そのためかつての仕事仲間は次々逮捕され有罪判決を受けた。