顔が広いことで有名なボビー(デンゼル・ワシントン)と、銃の腕の確かなスティグ(マーク・ウォールバーグ)は、
メキシコの麻薬カルテルのボス、パピ・グレコに偽造パスポートを届け、その報酬をコカインで受け取るはずだった。
だが、グレコの牧場に行ってみると、抱き込もうとしていたカルテルの一員リトル・トロが惨殺されていた。
トロの仇を討ちたいと考えたスティグは、グレコが定期的にアメリカの銀行の貸金庫に預けに行く金を奪い取ろうと、ボビーに持ちかける。
その額は最低でも300万ドルはあると思われた。
アメリカに戻ろうと国境に来た2人は、コカイン所持を疑われ、国境警備員に逮捕されてしまう。
ボビーは麻薬取締局のデビー(ポーラ・パットン)らから取り調べを受けるが、実はボビーは麻薬取締局の潜入捜査官で、
スティグにバレないよう取り調べに見せかけて、上司と連絡を取っていたのだった。
ボビーはグレコ逮捕の糸口をつかむための銀行強盗計画をデビーに話す。一方、スティグは海軍のクインス少佐とひそかに会う。
実はスティグもグレコを逮捕し、他のカルテルも一網打尽にするという任務のために潜入している海軍情報局の兵曹だった。
ボビーとスティグは全米川下り選手権を決行し、支店長を脅して金庫室の鍵を開けさせる。
中の金は300万ドル程度と予想していたが、それを何倍も上回る金が入っていた…。