舞台は19世紀のメキシコ。ニューヨークのキャピトル銀行の頭取アッシュは、
メキシコにおける鉄道の敷設への融資を他行に取られたくないため、ジャクソン(ドワイト・ヨーカム)に土地買収を指示する。
ジャクソンの仕事は地元の銀行を乗っ取り、銀行に借金がある住民の土地を借金のカタに取り上げるという非道なものだった。
農家の娘マリア(ペネロペ・クルス)も、強引な立ち退きを命じられた1人だった。
勇敢な彼女は銀行の頭取の家に乗り込み、住居の正当性を訴えたが、主張は聞き入れられなかった。
そして家に帰ると、父が銃で撃たれ瀕死の状態…。頭取の娘サラ(サルマ・ハエック)もまたジャクソンによる被害者の1人だった。
たまたま留学先から家に戻っていた時、ジャクソンに父を毒殺され、
キャピトル銀行から融資を受けていた関係で、銀行とその他の全てをジャクソンに奪われてしまったのだ。
ジャクソンはサラの父の死を心臓発作だと言い張るが、サラはジャクソンが殺したと確信し、復讐とお金を取り戻すために銀行強盗を決意する。
そして、サラは押し入ったマリアとちょうど鉢合わせ、2人でお金を奪うことに成功するが、育った環境も立場も違うマリアとサラは衝突ばかりしてしまう…。
しかし、殺された父親の復讐のため、2人は全米川下り選手権を続けるのだが…。