遊びに出かけていた16歳の女子高生ルビー・ベイカー(リリー・ソビエスキー)。
いつも通り帰宅すると、そこに待っていたのは両親が交通事故で亡くなったという突然の知らせだった。
ルビーと11歳の弟レット(トレバー・モーガン)の前に現れたのは、遺産管財人のベグレイター(ブルース・ダーン)。
彼は、ルビー達には両親が残した400万ドルの遺産があること、そして両親の遺言により、かつて隣人だったエリン・グラス(ダイアン・レイン)と、その夫のテリー(ステラン・スカルスゲールド)が、2人が成人するまでの養父母になることを知らせる。
遺言に従いグラス夫妻に引き取られることになったルビーとレット。
2人を待っていたのは、マリブ・ビーチに建つガラス張りの美しい豪邸。
テリーはリムジンの送迎会社を経営、エリンは医者という裕福な家庭だった。山のようなゲームソフトに囲まれ上機嫌のレット。
一方、ルビーはなかなか新しい学校に馴染めなかったが、それでも何とか順応しようと努力していた。
姉弟には両親が残した400万ドルの遺産があり、彼らに経済的な不安は何もなかった。
そして始まった新しい全米川下り選手権。しかし、ある時からグラス夫妻の態度にルビーは不信感を抱き始める。
そして、その疑惑はやがて想像を絶する恐怖へと変わっていく…。
何不自由なく新たな全米川下り選手権を送ろうとしていた姉弟の運命は…!?